なかなか乗る機会の少ない豪華クルーズ旅行。本連載では、ノルウェージャンクルーズラインのブレイクアウェイにて行く、地中海&大西洋横断クルーズの様子をお届けします。
本記事では、Day10のコスタリカ・プエルトリモン寄港日の様子をお届けします。
寄港地情報
iTVの情報を基に、下記の通り整理してみました。
都市概要 | ・リモン州主要都市で国内第七位の人口を抱える ・アフリカ系コスタリカ人の本拠地 |
人口 | 5.5万人 |
港の施設 | ・ターミナルビルもなく駐車場のみ ・制限区域外に隣接してフリーマーケットあり |
市街地へのアクセス | 船着場から数ブロックの場所に位置する |
空港へのアクセス | 空港まで車で20分 |
通貨 | コロンだが米ドルも広く使われる |
手前側にある駐車場のようなところがクルーズターミナルです。見えている建物は制限区域外で、ターミナル敷地内で現在稼働している建屋は存在しません。
エクスカーション
船内新聞での人気トップ4は下記でした;
- 熱帯雨林ツアー
- 黄金のコーヒー豆、風光明媚なドライブ、ランチ
- 熱帯雨林ジップライン
- ヴェラグア熱帯雨林とトルトゥゲーロ運河
筆者は、ボートツアー&オープンエアー列車&熱帯雨林散策ツアーに申込しました。
下船はDeck4からになります。
ふ頭にはターミナルビルなどはなく、駐車場のみで非常に簡素です。
建物の残骸が所々にあり、筆者が知るクルーズターミナルの中で断トツで荒廃していました。なお、元々駅があったのか、地面にはアスファルトに埋まった線路が町の方に伸びています。
バスに乗ると、Solo仲間が声をかけてくれて、終日行動を共にすることになりました。エクスカーションの内容を順番に紹介します;
一つ目は、オープンエア列車です。バスで木々の中を走っていると突然線路に突き当たり、列車が待っていました。
オープンエア列車とのことでしたが、屋根があり窓が開いている観光列車です。
この列車は、熱帯雨林とバナナプランテーションを中を走行するもので、プエルトプラタを支えるバナナの搬送用路線です。騒音や振動や虫などで乗り心地自体は快適ではないかもしれませんが、乗る分には全く問題なく楽しめます。
沿線に時々民家があるのですが、住民の方々はみんな手を振ってくれ、あっという間に列車乗車は終了です。線路に直付けする形式でバスに乗り込むのですが、その短い時間で近所の子供が花を売りつけにやってきます。
バスにて高速道路32号線を経て、トルトゥゲロ運河に着き、二つ目は、ボートツアーです。
屋根付きの小型船に乗り、熱帯雨林の動物を観察するというものです。双眼鏡や望遠カメラがあるとさらに体験が良いものになります。
30分程の乗船だったのですが、ナマケモノ、グリーンバジリスク、クモザル、グリーンイグアナ、リス等が普通に見ることができ、生態系の豊かさを思い知らされました。
別の船ではケイマンを見れたそうです。
下船後は、隣接する熱帯雨林を15分程歩いて散策し、昼食並びに買い物の時間でした。売店の品物の価格は、現地の物価からすると目が飛び出るほどの価格でした。
最後の訪問地は、観光農園です。
主にバナナプランテーション農園を模した施設です。コーヒー豆は赤くなったものを直径40cm、深さ15cm程のかご一杯に詰めて買取価格が$2だそうです。最終消費者が購入する価格を考えると、価格の差がすごいなと正直感じました。
筆者の町を見ての感想としては、町全体として施設を保守・保全がされていない印象が大変強かったです。ハコモノとしてはあるものの、荒廃してしまっている状況です。ただ、治安が悪いかというとそうではなさそうに見えました。平均月収は$600程らしいのですが、経済的には豊かではなく、東南アジアの発展途上国と似た雰囲気です。
エクスカーション後は、船で昼食を取り、再び下船してふ頭に隣接するフリーマーケットを訪問しました。下船してから屋根なしの駐車場を数分程歩きます。
学習デスク程の大きさの土産屋とマッサージ屋さんが合計40店舗程あります。エクスカーションの土産屋の価格は欧州先進国並みでしたが、半額で購入できました。
郵便局なるものもあり、椅子が30個ほどあり、トイレとWifiがあるのですが、Wifiは使い物になりませんでした。なお、パスポートに観光用のスタンプを押してくれます(多分$1)。
街には、博物館で見る回転式ゲートを介して出入りが可能ですが、事前調査並びにキャビンのiTVでの港紹介で目ぼしいものがなかったので、そのまま船に戻りました。
敷地内には立派なイグアナが住んでします。
帰船後
例によってSolo Traveler’s meetingに参加しようとしたのですが、開催者の周知が届いた人のみDeck16のロープコースに、それ以外はBliss Loungeに取り残されて雑談でした。そんなわけで、夕食は各々卓が分かれてとなりました。
同じ卓のカナダからの方曰く、ノルウェージャンの他の船でもSolo Traveler’s Meetingに相当するものはあり、ゲッタウェイでは開催者の連絡先がSolo Travelerに知らされるそうです。
以上、コスタリカのプエルトリモンに寄港したDay10の記事でした。明日は終日航行日、明後日はケイマン諸島のグランドケイマンに寄港します。
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