なかなか乗る機会の少ない豪華クルーズ旅行。本連載では、ノルウェージャンクルーズラインのブレイクアウェイにて行く、地中海&大西洋横断クルーズの様子をお届けします。
本記事では、Day2,3終日航行日ということで、船内企画の紹介を主に行います。
Day2:終日航行日
気温は10℃程、波は非常に穏やかでiTVでは10cmの表示でした。
今回の船内の乗客は、大多数は高齢者なのですが、地中海・大西洋横断の時と比べ、30代以下の若い層がかなり増え、着飾っている人もちらほらいました。
寄港地エクスカーション紹介
各寄港地でのエクスカーションを3個ずつ程紹介をする形式でした。アプリ等で表示されているエクスカーションの中からオススメを少しだけ掘り下げて話をしてくれます。
船内の裏側紹介
サービスディレクターがプレゼンをして、その後、各部門のディレクターやマネージャーが出てきてQ&Aの時間があるという感じでした。
プレゼンでは、さすが大型船だなと思わせる内容が多く、例えば、一回のクルーズで用意する食料は下記ということでした;
果物 | 13,600 kg |
卵 | 65,000 個 |
野菜 | 27,200 kg |
アイスクリーム | 8,200 L |
肉 | 21,000 kg |
ビール | 60,000 本 |
また、船には4000名弱の乗客と共に、1600名程のクルーも乗船しており、クルーの生活エリアについての紹介もありました。
部屋は、かつては2段または3段ベッドの相部屋が一般的でしたが、プライベートを求める声が多く、個室になっている。バスルームは隣の部屋と繋がっていて共用になっています。
施設は、乗客向けのものと同様にクルー用の施設があり、売店、バー、オープンスペース、レクリエーションエリア、ジムなど完備されています。いずれもDeck4以下に位置します。
因みに、クルーとの契約は週7で6-8か月間となっており、休暇から戻った際や職位が変わる際には研修や試験が実施されるそうです。
Solo Traveler’s meeting
今日は、4人一組になり、お題に対して最も多くの人が回答しそうな答えを考えるというゲームでした。その後は例によって夕食に行きました。因みに、この会は若めの層が多いのかと思っていたのですが、船内乗客の割合そのままという感じでした。
正面に座ったドイツからの参加者は、ワインに深い造形を持っており、ワイン全種類飲み放題のプランを持っていました。クルーズ旅行の経験値も多く、様々な情報や面白話をしてくれつつ、高いワインを気前よく分けてくれました。右隣に座ったカナダからの参加者は、世界各地の歴史に詳しく、アジアへの来訪歴がないにも関わらず日本の歴史に詳しく、明治時代が最も興味深いと語っていました。彼は筆者のキャビンの向かいの住人でした。
Magic Show
夕食後は劇場でのマジックショーに参加しました。よく見るマジックの裏側を見せるという新しい視点の内容もありました。マジック自体はあるあるなものだったのですが、オペラ歌手と思ってしまう程の歌唱力の高さが非常に印象に残っています。
Day3:終日航行日
この日も南下を続け、朝と夜では大分気温が上がったように感じました。朝はデッキで日焼けしている人はいなかったのですが、午後は結構出ていました。とはいっても、筆者からしたら風があるので結構寒く、暖かいとは言えませんでした。
今日は、朝食後はエクスカーションについて調べ、キュラソー島のものを別のものに変えました。
その後は、Wifiがエラーで使えない件、アプリ及びキャビンTVに自分の予定が全く表示されない件についてGeste Deskに行き相談しました。ただ、Wifiの件しか解消しませんでした。予定が表示されない件については、致命的な問題ではないので、もう諦めました。
昼食後はストゥーディオラウンジで作業をしていました。一日目の夕食で同じ円卓に居たご婦人たちには完全に覚えられて話しかけてくれますし、筆者が唯一のSolo Traveler meetingのアジア人ということで向こう側が覚えてくれているケースが非常に多く、Day3にして、ちょっとした有名人になった感じになっています。
Solo Traveler’s meeting
4人一組で、お題に対して制限時間内に可能な限りの回答を上げていき、その中でどこの組とも回答が被らなかった数を競うゲームです。昨日のゲームの時も感じたのですが、回答が自由だったり、ブラックジョークや下ネタを堂々と回答していて、それへのノリもいいんですよね。アメリカの国民性をとても感じました。
夕食時は、例によってクルーズ旅行ベテラン勢が多かったです。印象的だったのは、ポーランドからの参加者で、システムエンジニアをしており、ポールダンサーもしているそうで、ネットさえあれば仕事は回せるが、スターリンクの値段は高すぎると言っていた話でした。彼女は幼い時からクルーズ旅行に何度も参加しており、MSCクルーズがとても良いと言っていました。筆者もMSC乗船歴があり、詳細を知りたいからはこちらの記事を参考にしてみてください。
夕食後は、ストゥーディオラウンジにバーからのビールを持ち込んで立ち寄りました。別種キャビンの老夫婦が遊びに来ていて、筆者が日本からの参加と聞き、1時間弱程話し込みました。2015年に日本各地を3週間程観光しており、治安の良さ、町の奇麗さを高く評価していたのが印象的でした。ストゥーディオ住人では無いですが、また明日も遊びに来るそうです。
以上、終日航行日のDay2,3の記事でした。明日は、ドミニカ共和国のプエルトプラタに寄港します。
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