なかなか乗る機会の少ない豪華クルーズ旅行。本連載では、M/S OPERA号にて行く、エジプトのナイル川五日間クルーズの様子をお届けします。
本記事では、アスワン寄港日のDay4並びに下船日のDay5の様子を紹介します。
- アスワンからアブシンベル神殿までの移動の様子を知りたい方
- ナイル川クルーズ下船の流れを知りたい方
Day4(停泊日)の予定
Day4の予定は、下記の通りでした。
1:00 | アスワン着岸 | |
3:45 | 下船・アブシンベル神殿に向け移動(該当者) | |
7:00-8:00 | 朝食(船内待機乗客) | |
13:00~ | 昼食 | |
20:30 | 夕食 |
下船前
アブシンベル神殿へのエクスカーション参加者は、早朝3:45下船ということで、3時に起床しました。集合時間前にロビーに行ったものの、集まりはまばらでした。
朝食を船内で採る時間はないので、バス移動中に食べる用の朝食が渡されました。中身は下記でした。
- りんご:1個
- ジュース:1パック
- 小サイズポテチ:1袋
- パン:4個(詰め合わせ)
バス移動が片道4時間で、トイレ地獄になりたくないということで筆者は食べずにいました。
エクスカーション①
とても有名なエジプトのアブシンベル神殿ですが、実は地図上ではほぼスーダンで(下図参考)、観光客が拠点とするアスワンからでも実はかなりの距離があります。そのため、実はどの会社を通しても、エクスカーションでは早朝3~4時にアスワンを出発する形になります。
ただ、時間とお金があれば、アスワンから四日間かけてアブシンベル神殿まで行くクルーズ船があるので、これも選択肢に入ってきます。
往路
筆者の乗ったバスは、何か所かで止まり、別のクルーズ船やツアー客を乗せていきます。
日の出までは3時間ほどあるので社内では寝る方が多いのですが、社内照明が落とされないため、アイマスクを持参することを強く推奨します。
暫くバスに揺られ、一回だけ砂漠の中にポツンとある休憩所に停車しました。ここでは、トイレ(有料)休憩と、カフェでの飲み物購入をする時間がとられました。
その後も延々と砂漠の中を進んでいきます。
途中で、ナセル湖から引かれた運河を渡ります。
乾燥地帯で見られるセンターピボット農業の畑が出てきました。到着までもう少しです。
アブシンベル神殿
早朝の起床と長時間のバス移動のため、既に結構疲労が溜まっている状態ですが、やっとの思いで到着しました。
例によって入場券のQRコードでゲートを通り、数分歩いて湖が見えるところまで移動します。
湖にはクルーズ船が見えます。アスワン~アブシンベル神殿間を四日間で移動するクルーズ船です。
まず入ったのは、アブシンベル小神殿。女神ハトホルを祭って王妃ネフェルタリに捧げられたため、ネフェルタリ神殿とも。
次に入ったのはアブシンベル神殿。アスワンダム建設時にダム湖に沈むということで、多数の巨大ブロックに切り分けて、そっくりそのまま60m程上に移動されたという歴史があります。
神殿に入ると大列柱室があり、両手を組みオシリス神のポーズを取るラムセス2世の像が左右に4体ずつ並んでいます。
内部の彫刻も綺麗に残っています。
復路
外も明るかったのですが、朝が早かったため大部分の時間を睡眠にあてました。
アスワンまでもう少しの所で、アスワンハイダムを通りました。ダム湖であるヌビア湖は、エジプトとスーダンに550kmに渡って存在する巨大なダム湖です。
バス下車時は、二人の運転手にそれぞれ$1(=LE30)のチップが回収されました。
昼食
帰船し、船内の食堂にて昼食の時間なのですが、時間が押していることもあり、10分後に集合との指示でした。
筆者は、ほぼ食事を採らずに再集合したのですが、他の乗客はそんな無茶ぶり何のそのとマイペースに食事を採り、30分程後ろ倒しでの集合となりました。
船を出発したのは、入場最終時刻の10分前でした。
エクスカーション②
ハイエースに筆者を含め合計8名が乗車。車を飛ばして入場受付時間を過ぎているものの力技でイシス神殿に入場しました。
ゲートを入るとモーターボートに乗り、イシス神殿に向かいます。こちらもアブシンベル神殿同様、ダム水没を避けるために、別の島に神殿を移転したという歴史があります。
巨大な第一塔門です。入場時間過ぎなので、本殿中は照明が消されて真っ暗でした。
船着き場の側の休憩所のキオスクです。
あまり時間は取れずに、早々にクルーズ船に戻りました。船着場からは、派手にライトアップされた建造物が見えました。
Day5(下船日)
早いもので、ナイル川クルーズ下船日です。
筆者を含めた何人かの乗客は、8:20アスワン空港発の飛行機に搭乗するため、早朝5:30にロビー集合でした。下船時の手続きは下記の通りです。
食堂で飲み物を頼んだ場合は船内での請求が発生するのですが、筆者は食堂で現金払いをしたので支払いはありませんでした。
海のクルーズ船は多くの乗客がいるので下船時は非常に混雑するのですが、ナイル川クルーズは数十部屋程度の規模感なので、とてもスムーズでした。
以上、アスワン寄港日のDay4並びに、下船日のDay5の記事でした。ナイル川クルーズを検討している方の参考になれば幸いです。
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