なかなか乗る機会の少ない豪華クルーズ旅行。本連載では、MSCベリッシマにて行く、西日本&済州クルーズの様子をお届けします。
その第一弾の本記事では、申込をした後の準備や、乗船日のDay1の流れについて紹介します。
- クルーズ旅行に行くにあたり、乗船前準備をしている方
- MSCベリッシマでのクルーズを検討している方
- 横浜の大黒ふ頭からの乗船の様子を知りたい方
旅程・航路
本連載では、西日本&済州を巡る9日間の旅をご紹介します。寄港地は具体的には下記です;
Day1 | 横浜 |
Day2 | 神戸 |
Day3 | 神戸 |
Day4 | 広島 |
Day5 | 終日航行 |
Day6 | 済州(韓国) |
Day7 | 終日航行 |
Day8 | 鹿児島 |
Day9 | 横浜 |
日本周辺は、夏から秋にかけて台風がしばしば発生するので、寄港地が変わったり、キャンセルになることも稀にあります。
クルーズ船の紹介
MSCクルーズというイタリアのクルーズ会社の保有する、ベリッシマという船になります。プロムナードに、長さ96メートルの壮大なLEDドームがあるのが特徴です。
簡単な概要データは下記です。
建造年 | 2019年3月 |
全長 | 315.83m |
全幅 | 43m |
乗客定員 | 5,568人 |
乗客員数 | 1,536人 |
総トン数 | 171,598トン |
乗船前・準備
ツアー申込
筆者はベストワンクルーズから申込を行いました。申込者情報を登録し、出発日が近づくと乗船に必要な書類が自宅に届きます。
なお、代理店から申し込む場合は、同じ内容のツアーでも価格が多少違ったり、空き状況に違いがあったりすることがあるので、色々調べてみると良いです。
筆者が乗船した時期は9月中旬から下旬にかけてで繁忙期からは外れており、直前に申し込んだので割引がかかりました。筆者が見た代表的な代理店は下記があります;
- ベストワンクルーズ
- ビュート
- 阪急交通社
- HIS
- アイクルーズ
エクスカーション予約
寄港地ツアー(エクスカーション)の予約を必要に応じ行います。どれも定員がある先着順のものになるので、迷ったら予約をしておくと良いです。なお、船内のエクスカーションデスクでの申込も可能です。
筆者は今回、済州を除き寄港地は全て日本だったので、自力で観光をする方針としました。
服装
MSCベリッシマでは、日によって服装の指定があります。大きく分けると下記です;
- カジュアル
- スマートカジュアル
- 正装
下記、詳細を説明します。
カジュアル
寄港地の気候を予め確認して服装を決めましょう。今回の寄港地は大体同じような気候だったのでそこまで問題になりませんでした。寄港地で観光をする際もこの服装になるので、動きやすい服装・靴を準備すると良いでしょう。
スマートカジュアル
男性は襟付きシャツとスラックス、女性はワンピースやブラウスとスカートまたはズボンが目安になります。
正装
結婚式や二次会で着ていく服装が目安になります。
荷造り
まず、絶対忘れてはいけない旅行書類は下記になります;
- パスポート(下船日から6か月の有効残存期間が必要)
- 乗船券
- 荷物札
- (必要に応じてビザの取得)
預け入れ荷物には荷物札を忘れずにつけるようにしましょう。これがないと自分のキャビンまで荷物が運ばれてきませんので注意です。
持込みの荷物の制限は下記のようになっているので、必ず確認しましょう。
- 荷物の個数の上限は2個(各22kg以下)
- 鋭利な刃物の持ち込みは禁止
- 飲料全般の持ち込みは禁止
- 熱を発するものの持ち込みは禁止(ヘアアイロン等含む)
荷物は預け入れ手荷物と手回り品荷物の2つに分けると良いです。乗船時に預けた荷物は、夕方までキャビンに運ばれてこない場合があるためです。なので、すぐに使うものや服は手回り品荷物の方に分けて持っておくようにしましょう。
乗船の流れ
今回の乗船値は、横浜に大黒ふ頭でした。船の大きさの関係で横浜ベイブリッジをくぐって山下ふ頭まで入ってこられないためです。筆者は公共交通機関で最寄り駅まで行き乗船したので、乗船の流れとしては下記の通りでした;
- みなとみらい線・元町中華街駅で下車
- 徒歩で山下ふ頭に移動
- 山下ふ頭にて乗船券確認&預入荷物をポーターに渡す
- バスで大黒ふ頭に移動
- 大黒ふ頭でチェックインをしてクルーズカードを受け取る
- 大黒ふ頭から乗船
山下ふ頭から最寄り駅のホームの中まで、MSCの札を持ったスタッフが多くいるので、恐らく迷うことはないかと思います。
3.のチェックインでは、時間帯によっては、かなり待たされる場合もあるようなのですが、筆者は乗船締切時刻近くに到着したため、ほぼ待ち時間無しでした。
因みに、5.のチェックイン時に、乗船中自分のキャビンにあるモニタにアイコンとして表示される自分の顔写真をタブレット端末で撮影されます。焦って到着したり汗だくだと残念な感じになってしまうので、心の片隅に覚えておくと良いです。
乗船後
まずは避難訓練に参加します。全員が絶対参加になります。
キャビン内のTVで避難動画を見た後に内線で完了の電話をし、クルーズカードに記載の避難場所に集まり、クルーにカードを読みとってもらいます。参加しないと、翌日に行うので参加してくださいという旨のお知らせが届きます。
また、暫くするとポーターに預けた荷物がドアの外に届くので、これを忘れずに部屋の中に入れるようにしてください。
キャビン紹介
今回筆者が乗船するのはバルコニーキャビンです。外の景色や新鮮な空気を吸いたいということでこれを選びました。日本のチェーンのビジネスホテルよりも2周り程広いです。
ベッド
シングルベッドが2つくっついて、キングベッドになっています。枕元には2口日本式コンセントがあります。
クローゼット
ハンガーが10本ほどあり、クローゼットの外に取り出しても使えるので、洗濯をした場合の使い勝手も良いです。クローゼットの外には衣料棚もあるので、荷物が届いたらまずは荷ほどきをして収納しました。
作業机
日本式コンセントが2口あります。椅子は1つです。
バスルーム
十分な広さがあります。シャワーブースには、リンスインシャンプーとボディソープが備え付けられています。髪がガサガサになるので、気になる方はリンスを持参すると良いです。
冷蔵庫
既に幾つか飲み物が入っていますが、清掃時に飲んだ分の確認がされて請求される形式なので、気を付けましょう。いらない場合は、清掃クルーに言えばどかしてくれます。
TV
船内情報チャンネルとTVチャンネルがあります。
船内情報チャンネルからは、イベントなどの予約が行えます。動きは例に漏れずもっさりです。上述のように乗船チェックイン時に写真を撮られるのですが、その写真がモニタに移る仕様になっています。ダッシュして汗だくでチェックインカウンターに来た自分を後悔しました。。
バルコニー
幅2m、奥行き1m程の空間に、机が1つと椅子が2脚あります。
夕食
MSCベリッシマでは、無料で使えるダイニングが2つだけあります。1つはバイキング形式、もう一つはレストラン形式です。今回は後者のダイニングを利用しました。
レストランで指定の円卓に案内され、メニューを渡されるので注文すると順番に運んできてくれます。
味はそれなりに美味しいです。レストランは大きく、多くの注文を捌かないといけないので、結構待つこともあります。急ぎの用事がある場合はバイキング形式を選択すると良いでしょう。
円卓のアサインはどのように行われているのか分からないのですが、大部分が高齢の方の中、筆者の円卓は全員年齢層が同じでかつ日本語話者だったので、何かしらの配慮がなされているのかもしれません。
以上、Day1乗船日の記事でした。横浜を発ち、明日は神戸に到着します。
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