M/S OPERA ナイル川クルーズ Day2

クルーズ船/フェリー

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なかなか乗る機会の少ない豪華クルーズ旅行。本連載では、M/S OPERA号にて行く、エジプトのナイル川五日間クルーズの様子をお届けします。

本記事では、ルクソールのエクスカーションとルクソール出発時のDay2の様子を紹介します。

  • ルクソールでのエクスカーションがどんな感じか知りたい方
  • ルクソールでの出航の様子を知りたい方

Day2の予定

クルーズの各日の予定は、前日の夕方位にDeck2のロビー近くにA4紙に印刷されたものが張り出されるので、前夜に翌日の予定を確認するようにしましょう。

Day2の予定は、下記の通りでした。

5:00-7:30朝食
午前ルクソールのエクスカーション
※筆者は8:00に下船
14:00~昼食
ルクソール離岸
16:00-16:30ティータイム
19:30~夕食
21:00ガラベヤパーティー

下船前

5:00-7:30までと、エクスカーションに合わせてか、早い時間の朝食です。

朝食は、数種類の料理・果物・飲み物が用意されています。朝食時は、料理を取り分けるクルーが居ない点と、無料で飲み物が飲める点が、昼食・夕食と異なります。

朝食は、筆者の好み的にあまりそそられるものがなかったため、エジプト色の薄いラインナップになってしまいました。

卵焼きを作ってくれるクルーが一人いて、そこには行列が終始できていました。

エクスカーション

今日も、昨日に続いてルクソール観光です。昨日はナイル川東岸でしたが、本日はナイル川西岸の観光になります。

8時にロビーで運転手と合流し、エクスカーション開始です。ガイドは昨日と同じ方で、車を暫く走らせて、途中の道で乗車してきました。

因みに下船時は、このようなクルーズカードを受け取って下船になります。乗船時の手形の役割です。

王家の谷

一か所目は王家の谷です。24の王墓を含む60の墓が見つかっている岩窟墓群です。周りは見渡す限り茶色の荒野です。

入場券(LE600)のQRコードをゲートに読み込ませて入場すると、カート乗り場があります。ゲートから王墓までは距離がかなりあるので、LE20でカート乗車券を購入して、王墓のある場所まで移動します。

LE600の入場券では、特別入場料のかからない王墓から3つを選んで入場することができます。訪問前に予め下調べをしておくことを推奨します。筆者は、ガイドのオススメの三か所に入場しました。

ラムセス4世の王墓(KV2)

最初に訪れたのは、ラムセス6世の王墓です。荒野の中に小さな鉄格子の入口があります。係りの人に入場券を渡すと、穴開けパンチで穴を開けてくれるので、何か所回ったかが分かるようになっています。

王墓は、鉄格子の小さな入口から地中奥に掘り進められた空間になっています。入口近くは、日光や風の影響か、彫刻や色の風化が結構進んでいますが、少し中に進むと奇麗に残っています。

王墓へ続く通路は行列になっており、30分程掛けて最奥部に到着しました。

当時の色が非常に奇麗に残っており、感動します。なお、この行列が鉄格子の入口の外まで伸びています。

こちらは一番奥の場所。

ラムセス6世の王墓(KV9)

二か所目はこちら。入口から内部は同様の造りとなっています。

違いは、壁との間にガラス板が立てられている点です。

こちらにも壁画が色付きで綺麗に残っていました。

ラムセス3世王墓(KV11)

入場券での三か所目です。

入口すぐ左手側には、あまり珍しく色褪せることなく奇麗に壁画が残っていました。

例によって行列に並び牛歩での移動です。

途中で通路が形になっており、そこにはひときわ大きな壁画があります。

奥に進むと、更に下に降りる通路が最深部にあります。

金の墓(KV56)

こちらはLE180を別途支払い入場しました。

基本料金に含まれない王墓のためか、行列はなく内部はがらんとしていました。

こちらも壁画や彫刻はとても保存状態が良く綺麗でした。

最深部には、大きな空間があります。

空間右手側。

空間左手側。人も少ないので、ゆっくりと写真撮影もでき、自分のペースで回れました。

他には、ツタンカーメン王墓(LE1080)が人気とのことですが、入場料がべらぼうに高かったのと時間の関係で合計4か所の見学としました。因みに、古代エジプトが好きな人でなければ、大体同じような内部構造なので3か所回れば充分かと思います。

ハトシェプスト女王葬祭殿

古代エジプト唯一人の女性ファラオ、ハトシェプストが造営した葬祭殿です。1997年のルクソール事件で60名以上の犠牲者が出た場所です。

こちらも、入場券のQRコードをかざして入場すると、カート乗り場がありますが、筆者の訪問時は長い行列があったのと、徒歩でも2分程だったので歩きました。

王家の谷と一緒に回るのが一般的なルートで、ここも多くの観光客がいます。

広大な砂漠の中にそびえ立っています。

オシリス神列像は撮影スポットです。この遺跡も大変立派なのですが、王家の谷を見た後だと、物足りなさを感じてしまいました。

メムノンの巨像

二体のアメンホテプ3世の18mの像です。

昔は背後に同王アメンホテプ3世の葬祭殿が控えており、その入口の部分だったがそれは破壊されてしまい、このような形になっています。

帰船後

離岸

昼食後すぐに、ルクソールを離岸しました。

このように、合計4隻のクルーズ船が密着して着岸しているのですが、4隻同時に動き出します。

隣のクルーズ船のクルーと大声で連携を取りつつ、離岸していきます。

ティータイム

ナイル川は、砂漠の中に位置する川ということで、クルーズ船からの眺めは、近くには緑が、遠くには砂漠が見えるというのが特徴的です。

町の様子が手に取るようにわかるのが、海を航行するクルーズ船との一番大きな違いと感じます。

出航して暫くすると、Deck5にあるカウンターにて、無料で飲み物(紅茶とコーヒー)、軽食(クッキーとパウンドケーキ)が提供されます。

朝早かったりエクスカーションで歩き回ったりで忙しかったので、束の間の休息です。川なので揺れを感じることは全くと言っていいほどありません。

夕方になると、奇麗な夕日を見ることができます。

夕食

日没後、夕食まで時間があったので、Deck4の土産物屋を物色しました。

写真右半分が土産物屋です。クルーズ船内なので、もれなく価格設定も高いと思って恐る恐る店主に値段を確認すると、値札はないのですが定価制で、しかも交渉不要な程度に驚く程に安いではありませんか。価格交渉が面倒と感じる筆者は、この機を逃さず、大量にお土産を購入しました。

店主とも大分話し込んで仲良くなり、おまけも付けてもらえました。話していて興味深かったのは、下記の点でした。

  • $1=€1で価格設定&購入可能
  • パンデミック前は腐るほど日本人がいたが、パンデミック後は日本人が全然来なくなった
  • エジプト人でも観光地でスリにしばしば会う

ナイル川を南下中、途中で寄港地ではない場所で着岸しました。

他にも沢山のクルーズ船が停泊していますが、下船はせず運転停泊という感じで時間調整をしているようでした。

夕食が始まる時間になったので、Deck1の食堂にて夕食。

例によってクルーによる盛り付けは見た目お構いなしです。

朝食以外は、スープが2種類出されており、レモンを添えて頂く形式です。エジプト料理で筆者好みのものが少ない中で、スープには何度も救われました。

夕食時の円卓の場所は決められており、ポーランドからの夫婦と、マドリード駐在の日本人家族と同じ席でした。

ガラベヤパーティー

Deck2のラウンジにて開催される船内企画。

これは別の時間に撮影したものですが、ラウンジはこんな感じです。

ガラベヤパーティーなのですが、結論から言うと、筆者は参加しませんでした。朝早くに起床し、エクスカーションでとても疲れていた中、結構な大きな音楽が流れる中で踊るのが厳しかったためです。

開催中にちょっと覗いた限りでは、筆者同様なのか、集まっているのは15名程度のみでした。ということで、キャビンに戻り、睡眠をとるのでした。

 

以上、ルクソールのエクスカーション並びにルクソール出航日のDay2の記事でした。明日は、エドフ並びにコムオンボに寄港します。

 

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