なかなか乗る機会の少ない豪華クルーズ旅行。本連載では、ノルウェージャンクルーズラインのブレイクアウェイにて行く、地中海&大西洋横断クルーズの様子をお届けします。
本記事では、9日目アゾレス諸島の寄港日並びに、10日目の終日航行日の紹介をします。
Day9:アゾレス諸島寄港日
下船前
本日は、大西洋に浮かぶ、ポルトガル領のアゾレス諸島、ポンタデガルダに寄港します。
9:30にエクスカーションの集合場所に向かうべく朝の支度をしていたところ、船内放送にて、”強風と高波で安全が確保できず、着岸できません。エクスカーションはすべて自動キャンセル・返金になります”という告知が入りました。
こんなことが無ければ一生来ることがないであろう大西洋上の島に上陸ができなくなってしまい、かなりショックでした。
9時にはアゾレス諸島をスキップして、既に大西洋上を西に継続航行していました。
遠目にアゾレス諸島は見える距離だったので、写真にだけ納めました。
エクスカーション
船内新聞によると申込が人気だったエクスカーションは以下でしたので、参考までに紹介します。
- 温泉と植物園観光
- セテ・シダセス村とワイン
- 火の湖とリベイラ・グランデ
- ドルフィンサファリ
筆者は、島の自然を探検するエクスカーションを予約していました。英語版が売り切れだったのでスペイン語版で予約をしていたのですが、クルーズ開始後に英語版の追加募集がかかっていました。回るはずだった場所は下記です。
- リベイラ・グランデの記念碑
- 製茶工場
- ピコドフェロ展望台
- ファーナス湖(カルデラ湖)
- テラノストラ庭園
- デペロポテーリョ間欠泉
火山王国の日本でも似た光景は見ているはずと自分に言い聞かせ、無念さを押し殺しました。
Day10:終日航行日
終日航行日は、例によって昼過ぎまでGarden Caféが混雑のため朝食を採れないので、デッキから海や空を眺めていました。
昼頃に、急遽終日航行に変更になったので、改訂版の船内の催し物のチラシが配られました。NCLクルーズアプリにも反映されており、しっかりしているなと感じました。
午後はアトリウム(中央ホール)に行き、イベントを眺めたりしていました。
観客参加型のクイズ大会が多かったです。司会者のファシリテーションスキルはもちろん、観客のノリや参加具合もあり、終始盛り上がっていました。日本発着のクルーズ船では見られない雰囲気です。
夕食は、乗船中に2回だけ有料レストランを無料で使える権利を行使して、日本食が恋しくなっていたので寿司バー”Wasabi”に行きました。
有料レストランは要予約が基本で、既に航海終了日まで全枠が埋まってしまっているものもあった中で、ここは予約不要でした。
無料での食事の権利では、4つまでの食事メニューが頼めます。”米国寿司”を楽しむ意図もあり、日本酒、カンパチ握り、海老握りに加えてTuna Poke Bowl(どんぶり)、Dragon(海老巻き寿司)を頼みました。
握りは海老がパサパサだったのとガリが甘かったというコメントのみとして、日本では食べれない米国寿司をレポートします。
Tuna Poke Bowlは、お米の上にキハダマグロのぶつ切り、メカブ、キュウリぶつ切り、アボカドぶつ切り、辛子マヨネーズが乗っているどんぶりでした。辛子マヨネーズが全ての味を支配してしまう感じだったのですが、日々の食事と比較すると油分も少ないこともあり、楽しめました。アメリカ人からするとスーパーヘルシーフード。
Dragonは、中央に揚げた海老があり、それがお米で巻かれて例の辛子マヨネーズとうなぎのたれがかかっている巻き寿司でした。海苔が巻かれていない日本では食べる機会の無い巻き寿司です。エビフライ定食を一口の中でそのまま再現した味で、これも美味しくいただきました。
因みに通常通り頼んだ場合の価格もあったので併せてレポートします。価格は米国価格で、下記のような感じです。いかに日本の食が安いかが分かります。
- 寿司:¥1,980~/一貫
- 枝豆:¥1,440
- 焼き鳥:¥1,080~/本
- 巻き寿司:\2,700~
以上、アゾレス諸島への寄港が緊急キャンセルになったDay10並びに終日航行日のDay11の記事でした。明日から四日間は大西洋上を終日西へと航行します。
コメント